「清潔感がなく性格の悪いとされる弱者」に対して、気に掛ける心を持ちたい
2026年6月4日 所感「清潔感がなく性格の悪いとされる弱者」に対して、気に掛ける心を持ちたいと思っています。
注意
この記事では、少し強い思想の話をしておりますので、苦手な方はご注意ください。
また、この記事は客観性のある専門家の意見ではありません。あくまでも、私個人の所感です。
なぜそうしたいか
それをしたい理由として、三つあります。
一つ目の理由は、そういう自分にわたしはなりたいからです。多分、私が利他的だからそう思っているのではなくて、利他的な自分になりたいという利己的な欲求に近いのだろうと思います。メサイアコンプレックスに近いのかもしれません。
二つ目の理由は、そういう社会になってほしいからです。弱者にやさしい社会というものは、善いことだと、私は考えています。この善いことというのは、合理的な損得計算を超越した目指すべきものという話です。
三つ目の理由は、ポジショントークである面も事実でしょう。世間から見た時、私も多分「清潔感がなく性格の悪いとされる弱者」ですから。「清潔感がなく性格の悪いとされる弱者」を排除する社会ができてしまうと、私が排除されてしまいます。
四つ目の理由は、強者たちが評価尺度を作り、それを弱者に押し付け、「弱者は努力不足だ」と嘲る社会というものは理不尽だと感じているからです。ここは、後述します。
一つ目と三つ目の理由は、繋がっている気がしています。つまり私の自認が「清潔感がなく性格の悪いとされる弱者」だから、「清潔感がなく性格の悪いとされる弱者」に対して同情的なのだと思います。
「清潔感がなく性格の悪いとされる弱者」と「社会」に対する私の所感
まず、余裕がなくなれば、人は清潔感がなくなり性格が悪くなる現実があります。清貧と呼ばれるような人たちは例外的な存在なのだと思います(そしてだからこそ、道徳的な理想と称えられる)。つまり、因果が逆で、「清潔感がなく性格の悪いから、弱者になった」のではなく、「弱者だから、清潔感がなく性格の悪くならざるおえなかった」のだと思います。
さらに言うなら、清潔感や性格の良さという評価尺度は、強者たちが作るもので、不公平な出来レースではないかという疑念が私にあります。強者が強者に有利な評価尺度を作り、「その評価尺度を満たしていないから、お前は弱者なのだ」と嘲るわけです。これは、清潔感や性格の良さ以外の世の中の評価尺度にも言えることですね。
人間というものは多かれ少なかれ欠点があるのに、弱者の場合は「その欠点のせいで弱者だからお前が悪いのだ」と言われ、強者の場合は「誰しも欠点はあるよね」と言われるわけです。要するに、後出しじゃんけんといいますか、「弱者」と「強者」の結果だけを見て、つじつまを合わせるために因果関係を無理くり作っているのではないかと感じます。
例を挙げると、精神障害者が健常者が多い職場において何かを訴えた時、「その人の認知の歪み」ということで片付けられ、まともに取り合わない危険が考えられます。何が言いたいかというと、弱者が何かを訴えた時、本質とずれたその人の欠点ばかり注目され、その人の社会に対して訴えたいことが真摯に議論されないのではないかと言いたいわけです。ガスライティングといいますか。
近年の社会は、どんどん清潔になっているように思えます。その一方で、「清潔感がなく性格の悪いとされる弱者」は社会から周縁化されているのではないかという懸念を持っています。清潔さを実現したいなら、不潔な弱者を排除し、清潔な強者で固まるのが一番手っ取り早いですからね。この懸念は、定量的に分析したわけではないので、私の推測ですが。
もちろん、パワハラや差別が問題視されるなど、その清潔重視の社会潮流が弱者に良い影響を与えている面があるのも書き記しておきます。そこは素晴らしいことだと思います。
どのようにしてそれを実践するか
弱者を助ける福祉というものは難しい問題で、素人が個人として行おうとするのは危険だと考えています。「清潔感がなく性格の悪いとされる弱者」を、素人が個人で救おうとすれば、誰も得しない結果を招きかねません。そして、無力な私では、前述した社会の問題を解決することはできないでしょう。
ただ、裏方のボランティアなど素人でも、貢献できることはあるように思えます。私自身に余裕がなく、あまり実践できていません。そこは率直に認めます。できることをやれるようになれたらいいな、という気持ちはありますね。
そして、その実践ができていなくとも、「気にかける」という心の持ちようが、より良い何かに繋がると信じています。福祉職など支援者から見ても、地域に理解が広がることは悪いことではないように思えます。「見守る」、「気に掛ける」という心の持ちようは、ほんの少しの貢献につながるのではないかと考えてます。
まとめると、私に余裕がなくそれを実践できていないのは認めつつも、「気にかける」という心の持ちようが、より良い何かに繋がると信じています。
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